うっつー先生の吹奏楽団の作り方・運営方法〜立〜普段の練習運営にかかる費用について〜

こんにちはうっつーです!

本日は一般の社会人吹奏楽団の普段の練習にかかる費用についてお話しできたらなと思ってます。

うっつー

みんな大好き

お金の話❤︎

吹奏楽団を運営するのに実際にかかる費用面のこと気になりますよね。もちろん「なんとなくこれくらいかな〜」と予測できるものも多いのですが、意外にもお金がかかったり、知らなかった!盲点だった!ということもあります。

せっかくこれから楽団を作りたい!っていうやる気のある人が大変な目にあったり損をするのは嫌だな〜と思いますので、よかったら参考にしてほしいな〜と思います!(私はたくさん失敗もしたし損をしてきましたwww)

今回は演奏会にかかる費用ではなく普段の練習運営にかかる費用のお話ができれば・・・

これから話す内容は市や母校などの協力があればもちろん安く済んだりしますが

自分たちで完全に0から吹奏楽団を作ったら・・・

に焦点を当てて記事を書いてみたいと思っています!

それでは行ってみよう!!

吹奏楽団の普段の練習に関わる費用について

吹奏楽団の普段の練習に関わる費用は大きく分けて3つ

  1. 練習場所代
  2. 楽譜代
  3. 打楽器代

これらがかかりますね。

これらにかかる費用を月々の団費で集めて回すと考えていいのかなと思っています。

①練習場所代・・・大体20000円〜50000円(月々)

練習場所代は吹奏楽団に必ずかかる固定費です。当たり前ですが

  • どんな地域・立地なのか(場所)
  • 部屋の大きさはどのくらいなのか(広さ)
  • 使用する時間はどれくらいか(時間)

で1回の金額が変動しますし、月々の固定費が変動します。

大体どこの施設も1コマ練習(13-17)を想定して30人が入るような場所だと

1回につき5000円程度かかるんじゃないでしょうか?

またホール練習などを入れると平気で月々の合計の金額が10万円超えることもありますので、練習場所の施設の空きとホールの空いている日のバランスを見ながら場所取りをしていくことが適切なのかなと思っています。

うっつー

地域によって施設費は変動するので必ず確認しましょう!

以下私が運営している吹奏楽団の大体の練習場所にかかる費用の平均です(ホール練は除く)

横浜USB 日曜日9-17 8000円 ×月5回=40000円

大阪パズル 日曜日9-17 11000円 ×月6回=66000円

名古屋CSB 金曜日17-21 3000円 ×月6回=18000円

※どの地域も50人が入れる同じ大きさの規模感の部屋を想定

※基本週1で練習ですが本番前は土日練なので平均で大体月5.6回練習してます

※大阪市の公共施設はすごく高い印象です・・・苦労してます

②楽譜に関わる費用

これは意外と高いと感じる人もいますが、人気の作品の金額を書いておきます。

※母校や他の楽団からコピーを取ってる投稿を見たことありますが違法です。絶対にやめましょう。

さくらのうた・・・13000円

アルセナール・・・22000円

マードックからの最後の手紙・・・33000円

ワインダークシー・・・94000円

宇宙の音楽・・・73000円

アルメニアンダンスパートⅠ・・・17000円

宝島・・・14000円

ディープパープルメドレー・・・22000円

※出版社や輸入の関係で値段は変動しますが大体これくらいです。

いや〜びっくりするでしょ?意外と高いんですよ。

特に海外からの輸入譜は基本高いんです。

みんなやりたい曲はあると思うのですが、考えて選曲しないと費用はとんでもないことになります。大体1時間半くらいのしっかりした演奏会で楽譜代は普通に10万円〜20万円しますからね。

サラリと書きますがもちろん楽曲の使用料金(いわゆる著作権費)もかかってきますので演奏会前にきちんと調べておくことが必要です。著作権費用についてはまた別記事で書きますがホールのキャパシティ・入場料・楽曲などで毎回変わります。

月々にかかる団費で賄ってもいいですし、演奏会参加費に入れて後程回収でもいいかなと思ってますのでそこは各楽団で決めてみていいかなと。ちなみに私の楽団は演奏会費でまとめて集めてます。

毎回やりたい曲が変わりますので高い曲ばかり選ぶと団費で賄えない可能性もありますので。

③打楽器に関わる費用

吹奏楽団最大の悩みは打楽器問題です。

当たり前ですが打楽器をどのように用意するかで費用が変わってきます。

  • レンタル業者に打楽器手配をお願いする
  • 打楽器備え付けの施設を利用する
  • 自分たちで打楽器の管理運搬を行う

レンタル業者にお願いする場合 

レンタル業者にお願いする最大のメリットはそれなりのグレードの打楽器を管理運搬しなくても業者が全てやってくれるところです。デメリットとしてはその都度借りる連絡をしないといけないのと借りたい楽器が既に出ていたら借りれないこと、さらに1回の額が高額という所です。

(大阪)瀬楽スタジオさんを例に

スネア・シンバル・バスドラム・グロッケン・シロフォンを借りた場合

打楽器代29150円+運搬費10000円=39150円

※運搬費は距離に応じて変動。記事を書いた後に値段の改訂もあるかもです。

大体名古屋も横浜もレンタル業者はこの5点セットだけで1回40000円くらいします。これを毎週1回借りるとなると12万円・・・かなり高額です。他にもティンパニやチャイム、ドラムセットや小物を借りようものなら平気で1回だけで10万円は超えます。

故にスネア・シンバル・グロッケンなど運搬できそうなものは初期投資は少しかかりますが購入して、必要な時に打楽器のレンタル業者を使うことをお勧めします。私もティンパニやチャイムを借りる時くらいしか利用しません。

②打楽器備え付けの施設を利用する

打楽器併設の施設も稀ではありますが公共施設や打楽器付きスタジオなど色々あります。

(大阪)MARUSHO MUSIC STUDIOさんを例に

合奏プラン13-17 30000円(50人ほどが入れます)

※ティンパニやマリンバなど充実してます

※MARUSHOさんは色々な料金設定や割引設定がありますので調べてみるといいです。

(神奈川)神奈川地区センター 音楽室を例に

13-17 1800円 (30人ほどの部屋)

ドラムセットとピアノ、アンプがあります

(千葉)森のホール21を例に

リハーサル室1 13-17 5610円

打楽器A チャイム・ビブラフォン・マリンバ・・・1つにつき660円

打楽器Bシロフォン、コンガ、バスドラム、ティンパニ・・・1つにつき440円

打楽器Cグロッケン、ゴング、ボンゴ・・・1つにつき220円

ここの施設は打楽器が借りれます。借りるものによって値段は変動します。

こんな感じ。まあレンタルガッツリするよりかは部屋も使えるから割安っちゃ割安ではあります。

しかしながら大体は土日はそういうところに限って人気施設となってます。予約の争奪戦になるのは否めませんのでしっかりと押さえる人を作る方がいいでしょう。

これを読んでいるあなたが住んでいる地域にも調べてみると意外にも便利な施設はあるかもしれません。

③自分たちで打楽器の管理運搬を行う

打楽器に関わる費用で一番安いのはやっぱり自分たちで打楽器を管理運搬を行うことです

うっつー

テメェの打楽器はテメェで管理運営!

人の打楽器にはチャチ入れない!(某うなぎやのおっちゃん風

大阪の都市部を例に

打楽器管理の倉庫(2.5帖)・・・10000円

運搬車のガソリン・駐車場などの固定費・・・20000円

今回打楽器の費用と車にかかるお金は度外視してますが

都市部で大体30000円くらいが月々の固定費でかかる費用なのかなと。

週1で練習すれば1回あたり7500円です。これが長期的に見れば一番安い方法ですが、それでもかなり費用もかかりますし打楽器の入れ替えなどかなり労力がかかりますよね。

もちろん誰かの家に置かせてもらう。団員が車で手分けして車を出して運搬するなど色々コストは抑えられますが、まあ大なり小なり謝礼は必要でしょうね・・・

番外編 打楽器各種と運搬車を買うとこんな感じ

ちなみに打楽器各種と運搬車を買った場合こんな感じになります。

あくまで私が吹奏楽団運営の時に使っているものを参考に・・・上の写真は実際に私が持っている車と打楽器の様子です。ティンパニとチャイム、マリンバは車に入らないのでレンタルしてます。

打楽器費用(合計1,528,000円)

コンサートスネア・・・58000円 + スタンド5000円+ケース5000円

コンサートシンバル・・・150000円+ スタンド14000円+ケース10000円

コンサートバスドラム(中古)・・・90000円

ドラムセット・・・90000円

ドラ(32インチ・スタンド・マレット付き)・・・171000円

グロッケン・・・67000円+スタンド8000円

シロフォン・・・185000円

ビブラフォン・・・350000円

ウィンドチャイム・・・25000円

ボンゴ・・・15000円

テンプルブロック・・・40000円+スタンド5000円

小物・マレット各種・・・100000円

スタンドケース・・・8000円×2個=16000円

ハーモニーディレクター・・・64000円

アンプ・シールド・スタンド・・・60000円

打楽器運搬車関

NV350 キャラバン(中古)乗り出し価格・・・約100万円

書き出してみましたけどざっとこんな感じ。合計で2,5280,00円。

自分で書いてみてびっくりしましたけど最初から全部揃えた訳ではありません。

コツコツ買い集めてきた結果こんな感じです。

逆を言えば250万くらいが初期費用にかかるってことですね。(打楽器が150万、車が100万)

ヤフオクとか色々駆使すればもっと低い金額帯で抑えられはしますし、グレードの低い楽器を買ってから買い替えるパターンもありです。

もし私が20歳で人脈もお金もなく1から低コストで吹奏楽団始めるならこんな感じで始めます。

打楽器(合計215,000円)(ほとんどヤフオクなど中古で探す)

ドラムセット・・・70000円

グロッケン・・・40000円

ウィンドチャイム・・・15000円

小物(トライアングル・アゴゴ・タンバリン・シェイカーなど)・・・50000円

コンサートシンバル・・・40000円

上から優先にこう買い集めるかなと。

もう理由は書かなくてもいいかなと思いますが一応ドラムセットは1つあるだけでコンサートスネアやサッシン、バスドラムの代用ができるのでとりあえず練習はできます笑

あとドラムにできないことはメロディ、つまり鍵盤ですよね。

ということで持ち運びも演奏効果も高いグロッケンが2番目。その次に安いし効果的なのはウィンドチャイムです。あとは小物です。コンサートシンバルはもちろんドラムで代用できませんが高いんですよ基本。そして金物の音を鳴らすだけならドラムセットで間に合います。(買った方がいいには決まってるけど)

20万くらいなら50人で割れば4000円なので立ち上げ費用としても集めやすい金額です。

運搬はニコニコレンタカーでクリッパーなどの軽自動車の商用バンなどを借りて毎回倉庫とか家から搬出入して対応するかなって。

そして今後打楽器を増やすかどうかは様子見です。

一番嫌なのが立ち上げた後に仲間割れしたりして潰れるリスクもあるということを頭に入れておかねばなりません。てか2,3年で普通に潰れる可能性の方が高いです。潰れたら手元に残った打楽器や車で自分が損をする状況は避けたいなと思うので最低限ここは腹を括らないとやれないなと思うところを書いてみました。

まとめ

さて今回の記事では「吹奏楽団の普段の練習ではこれくらいお金がかかるよ!」って話をしました。見て分かる通り打楽器の費用と運搬の問題がすごく大きいです。

部活の頃は教室で吹いて、音楽室に行けば打楽器もあって、準備室には楽譜があって・・・

みたいなのが当たり前の世界だったのですが

社会人バンドは場所も打楽器も楽譜も全て自分で用意するのが原則です。

学校の部活の環境がどれほど恵まれた環境だったのかは社会人バンドを経験、特に運営しなきゃわからないことだと思うんですよね・・・

まとめとして

  • 練習場所は月々約40000円
  • 楽譜代は20万円分を4ヶ月かけて取り組むと月々約50000円
  • 打楽器代は揃えた状態で月々約30000円

合計毎月12万円かかりますので50人のバンドで動くなら一人当たり月々2400円です。

吹奏楽団の人はその都度増減しますし使った施設や打楽器関係で変動するところが多いので月々の団費が3000円がベースの吹奏楽団は世間的にも多いのかなと思います。

逆に月の団費がこれよりも安い所は演奏会費が逆に高いのか、人数少ないバンドで部屋を小さくしたりとやりくりしているか、打楽器や練習場所の環境があまり良くないのかもしれません。

もちろん学校のOBバンドや市がバックについている吹奏楽団はまた違うと思いますけどね。

ということで今回はここまでにしたいと思います!

何度も言いますが地域によりますし、誰かが協力してくれたら変わりますが

自分たちで完全に0から吹奏楽団を作ったら・・・

がテーマなのでリアルな金額を書いてみました!これがどこかの誰かの参考になってくれたら嬉しいなと思います!

ではまた次回お会いしましょう!!

うっつー先生が運営する吹奏楽団のホームページ

【団員募集しています!】 

現在大阪名古屋横浜の3つの吹奏楽団を運営してます! 

一緒に吹奏楽をやりたい方はぜひ各団体のホームページからお問い合わせください♪ 

横浜 Union Symphonic Band 

大阪 Puzzle Symphonic Band

名古屋Connect Symphonic Band

ホームページ制作の仕方も後々記事にしていきますね!

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