どうもうっつーです!
先日の2022年10月23日に私が指揮・指導しています
- Union Symphonic Band (横浜)
- Connect Symphonic Band(名古屋)
- Puzzle Symphonic Band(大阪)
の3バンドが年に1度集うSymphonic Band Festival in Osakaを開催いたしました!
ダイジェスト動画を見ていただいたらわかると思うのですが
今回全国各地から約120人の奏者が集い、350名以上もの多くのお客様がご来場いただいた大規模な演奏会となり、私自身久々に運営に指導に大変だった本番でした(^^;
もちろんやり切ったので演奏会はめちゃくちゃ楽しかったですよ!笑
さて今回の大演奏会についてちとつらつらと書いてみようかと思います。
よろしければお付き合いください。
大演奏会に対する想い・感想
①「全国各地の吹奏楽好きが集まる演奏会がしたい!」と思ったキッカケ
「全国各地の吹奏楽好きが集まる演奏会がしたい!」
そう思ったのは自分が20歳の時でした。
当時大学生の私は夏休みや正月はお金がなくて、青春18切符を使って横浜から福岡までJRの鈍行で帰るというのが毎年の長期休暇のミッションでした。
が
1日で帰れるわけもなく、大体中間地点の関西のネカフェで一泊して帰るみたいなことをしてました。そして当時Twitterのフォロワーが3000人ほどいたので
今日関西にいるので吹奏楽を語る飲みオフ会をしませんか?
みたいなことを呟いたら毎回5人~10人くらい集まっていただいたことがありましてすごく楽しかったんですよね。そして飲みの終わりに必ず出てくる言葉が
いつか絶対合奏しましょうね!
という言葉でした。
そしていつしか全国各地の吹奏楽好きが集まって演奏会をしてみたい!と思うようになって21歳くらいの時にポコポコ吹奏楽団を各地方に作り始めたり、大合奏の企画をしたり、今回のような大規模な演奏会をするようになったのがキッカケです。
そして
人と人との出会いは人生をより豊かにするもの
というのを確信して以来8年くらい(仕事にし初めて5年くらい)一生懸命活動をしています。
②あの時の失敗のリベンジがしたい
今回の演奏会が成功した背景には4年前の演奏会の時に苦い経験をしたのが大きな要因で
あの時のリベンジがしたい!と思い全力で取り組みました。
4年前の2018年の3月、当時23歳だった私は京都で今回と同じ規模のホールで全国各地から人を集めた演奏会を企画して大きな失敗をしました。
- 組織がうまく統制が取れておらずホールとの打ち合わせにズレがあった
- 打楽器手配担当の幹部のバックれ(なんとか自分で用意できた)
- 参加費当日精算にしてたけどキャンセルが相次50万程度赤字に(参加費も安かったし
- 1000人規模のホールなのにお客様が数人
- アルメニアンダンスパートⅠの指揮が振れなかった(変拍子の所)
そう、お願いした人が打ち合わせできてないとか幹部に逃げられるとか、結局は全部自分の責任なんですよね。今考えれば失敗して当たり前の本番だったと思います。
ちなみに当時参加した人は
これはこれでいろんな人と繋がれたし
動画も取れたから楽しかったです!
と今でも言われますが、自分的には申し訳なかったしこれほど苦い経験をした演奏会はなかったです。だからこそ
くそ〜!!
いつかリベンジしてやる!!
と思いながら家族に頭下げてお金を借りて一生懸命働いてました。
※ちなみに完済しました笑
あれから4年後、28歳になった私は当時の失敗した経験を活かして全力で取り組んでこれまた課題はあれど合格点のコンサートができたと自負しています。
かなり自信がつきました。改めて挑戦させてくれたみんなには感謝です。
③それぞれの楽団にそれぞれの想いをのせた本番だった
大阪・名古屋・横浜とバンドが今回3つあったわけですが、実は3バンドそれぞれに意図的な狙いがありました。
大阪パズル
今回の大演奏会のホール、実は大阪パズルは2ヶ月前の吹奏楽コンクール大阪府大会で銀賞だった苦い思い出のあるホールでした。
めっちゃ悔しかった。
という言葉を聞いて自分もめちゃくちゃしんどかったのです。
だからこそ課題曲と自由曲をまたこのホールで演奏をして有終の美を飾り、来年にむけて自信を持って欲しいなぁと思い本番に臨みました。
名古屋CSB
一方で名古屋CSBは吹奏楽コンクール初出場で金賞代表となり東海大会まで駒を進めました。東海大会では銀賞で全国大会には進めませんでしたが、かなりの快進撃の結果に終わりました。
名古屋CSBの狙いとしては今後は「全国大会に行くとこんなスパン・旅の疲労感で本番なんだ」というのを理解してもらうために大阪遠征を経験してもらった意図がありました。
横浜USB
USBは団の中でも一番長く続いてる楽団で少し本番にマンネリ気味でした。
また今年はコンクールに出ず6月から大きな本番がなかったため、新鮮味を取り入れたかったのと高校生や大学生が多かったため全国各地の友達を作って欲しい。上手い人を見て刺激を受けて欲しい。そんな狙いがありました。
各団のまとめ
こんな感じで1つの演奏会を成功させるという目的は同じでも
各楽団に今回の大演奏会に懸ける想いというのはやや違った意図がありました。
ミーティングでも言いましたがその想いが届くといいなーと思います(^^;;
まとめ
さて、長々と書いてまいりましたが
「吹奏楽を通して人生を豊かに!」
というのは私が長年、吹奏楽の活動をするにあたって大切にしているスローガンです。
吹奏楽というのは楽器を吹いて楽しい、そしてみんなと合わせて楽しい
そして曲の中身を知って理解して作って、お客様と共有できるのが楽しい
そんな楽しいことを多くの仲間とやってお客様と楽しめることは
奏者の人生にとってより彩りを与えてくれるものだったのではないかと思います。
そういう瞬間を作るお仕事をさせていただいてることを誇りに思いつつ、また新たな「楽しい」に向かって一生懸命まずは自分から頑張ってみるところから始めたいと思います!
さあ!もっと楽しい世界に行ってみよう!
面白そうだなと思ったら是非各地の楽団に見学しにきてください!
ここまで見ていただきありがとうございました!!
まずはダイジェスト動画を見て欲しい!