一般の吹奏楽団における月の固定経費ってどのくらいなのか?

どうも吹奏楽団を横浜・名古屋・大阪の3つ運営しているうっつーです!

本日はタイトル通り

一般の吹奏楽団の月の経費って

どのくらいかかるの?

ってのをまとめようと思います。

とは言っても首都圏でやるのか地方でやるのか、あるいは市の援助があるのか自分たちで全て賄うのか、みたいに吹奏楽団の運営形態というのは各バンドごとに様々なので一概にこれが正解とは言えませんが、今回は私が運営する大阪のバンドを例に揃えていきたいと思います。

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練習場所代は月32000円ほど

まず最初に思いつくとは思いますが練習場所代ですね。

練習場所も立地や収容人数、設備によって様々ですが

大体9時〜17時まで借りて平均して8000円ほどです。

もちろん4時間一コマしか借りない時もありますし安いところを探せばたくさんありますが、コロナ禍ですし、30人が収容できる施設であれば倍の60人入る施設を取るようにしてます。

またホール練習をすることもあり大きく金額がかかることから大体8000円くらいが1日の練習にかかります。(因みに名古屋と横浜のバンドはこの同じコマ数借りようとすると5000円〜6000円くらいかかります。)

故に8000円× 月に4回(週1練習)すると32000円ほどがかかります。

が、地方だったり首都圏でももっと安く済ませられるところもありますので是非参考まで・・・

打楽器車の維持費は月65000円ほど

  • NISSAN キャラバン NV350(100万円・月々3万ローン)
  • 月極駐車場(月々15000円)
  • ガソリン代(月々8000円)
  • 任意保険 (6万円ほど・月々5000円)
  • 自動車税(1.5万円・月々1250円)
  • 車検代(7万円・月々5800円)

こちらは変動がありますが大体これくらいの費用感です。

全部足すと65050円です。

痛いな〜と思うかもしれませんが打楽器車を保有すると格段に楽団の活動がしやすくなります。

と言いますのも打楽器をレンタル業者にフルセットを頼むと1回で軽く10万近くはかかります(安い業者でも5万は1回で超えると思います・・・)

と考えるのであればコツコツと打楽器を買い集めて頃合を見て打楽器運搬車を買うのは全然ありだと思いますね〜

楽譜代は月35000円ほど

楽譜代は多くは演奏会費として集めてるところは多いと思いますが、私どもの吹奏楽団では仮に演奏会に乗れなくなっても楽譜は渡しているので楽譜代は日頃の練習代として徴収してます。

計算方法としては「楽譜の総額÷かかった期間」で割るとちょうどいいのかなと。

みんながよく知っているような曲を使って演奏会を構成してみて例を見てみたいと思います。

  • アルセナール(19000円)
  • さくらのうた(13200円)
  • たなばた(27500円)
  • エルザの大聖堂への行列(14000円)
  • 宝島(14300円)
  • オーメンズオブラブ(10000円)
  • ディープパープルメドレー(25000円)
  • ディズニーメドレー(15000円)
  • アンコール・学園天国(4000円)

これらを全部足すと14.2万円かかります

うっつー

たけーけど

コピーだめ。絶対。

これらの曲を4ヶ月かけて準備すると

14.2万÷4ヶ月=35500円

つまり月々3.5万ほどがかかる計算になります。

何度も言いますがM8などの比較的安価な曲を買えばもっと安くもなりますし、逆にコテコテの曲を何個も買うとめちゃくちゃ高くなります。

レッスンの先生を呼ぶと月13000円かかる

これは必要に応じてではありますが、団員だけでなく指揮者やレッスンの先生を呼ぶとさらにお金がかかります。

  • 謝礼(日給1万円)
  • 交通費(3000円程度)

これはピンからキリまであるので言い始まるとキリがありません(笑)

謝礼に関しては時給換算の先生もいますし日給換算の先生もいます。また交通費も近ければ安く済みますが、遠方から呼ぶとなるとそれなりにかかります。

ここは月1で先生を呼んだと仮定して13000円とさせていただきます。

まとめると月々総額145000円かかる

以上まとめると月々の運営に145000円かかる計算となります。

団員が50人いたら2900円ほどで割れるので団費が3000円くらいは妥当だと考えます。

ばかたけえw

もっと経費削れるだろw

団費安いところもっとあるぞw

という人も出てくるかと思いますが、施設料は地域によって違いますし、楽譜代をどの名目に入れるかも増減に関わります。また一番ネックな打楽器運搬車の保有をしなければそれなりに活動ができますが「快適に活動できるかどうか」の面でみると経費をケチると微妙です。

団費が安いところのカラクリとしては学校や市町村がバックについていたり、打楽器をみんなで手分けして持ち寄っていたり、レッスンを入れなかったり、楽譜もたまに見かけますがコピー譜をどこかから入手したりみたいに色々と削った分の代償はあるので「快適に」を考えるならばこんな感じになるかなと思います。

長くはなりましたがこのブログが吹奏楽団を立ち上げようとしている、あるいは団を活発にしたい誰かの役に立っていただければ幸いです!

是非頑張ってください!

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